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ミッシングのgjadpwgmのネタバレレビュー・内容・結末

ミッシング(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

言うなれば、"まともがわからない"であった。早い段階で、自分の中ではコミュニケーションの困難さや人の分かり合えなさという過去作にも通底するテーマがあるなーと思いながら観ていて、その嫌ーなコミュニケーションの雨霰だけでもきつくて期待通りだった。

本人は深刻極まりない状況で大真面目なのに側から見ると狂気すら感じる。いくつかのやりとりはコントのようでもある。もしかすると、これを観て石原さとみが演じた母親を責める人、冷めて観る人、一方でリベラル仕草で女性の描き方が、と反発する意見もでるのではないかと思いながら観ていたら

終演後、前に座っていた普段こういった映画を観なそうなカップルの男性側が、石原さとみにイラついて仕方なかった、犯人が誰かわかるかと思って観てたのに、と言っていて、やっぱりそれが現代の大衆だよなーと思い映画の内容と相まって妙に腑に落ちた。

毎年毎年、𠮷田作品を観てやっぱり世の中狂ってる、どうかしてると再確認させられる。日々感じてはいるものの、映画というフォーマットで、日本で、それが日本人の監督によって描かれることにありがたみを感じる。
やはり自分にとって心の支えになっている映画監督であることは間違いない。
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