しばお家

ミッシングのしばお家のレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.0
吉田監督の近年の作品には、「これ自分に向けて作ってる?」というほど胸を打たれるものがある。

絶望から始まる物語の先には救済がある。その瞬間に無意識に涙が溢れてしまう。
登場人物と自分の姿が重なってしまうのは、吉田監督の普遍性を描く才能としか言いようがない。

マスコミとそれに流される第三者という社会構図に目を向けられがちだが、「誰もがこの映画の登場人物になりうる可能性がある」というのがこの映画の説得力の源泉だ。

2回目5/23
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