ポルンガ

ミッシングのポルンガのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
4.3
人間を描くことに関して、吉田監督はもう別次元にいるんだなと痛感した。

娘が失踪したのは、誰のせいでもない、何か理解不能な邪悪によって起きてしまったこととして割り切れない母親。

いなくなった娘と壊れていく母親の中で冷静にならないといけない父親。

その夫婦をカメラに映そうとするテレビ局。

どの視点から見るかによって、感じ方も全然違うし、全員の気持ちが痛いほどよく分かる。

映画を観て、本当に感情を揺さぶられ、いい意味でこの映画を見る前の自分には戻れないっていう感覚を与えてくれる貴重な作品です。
ポルンガ

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