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ミッシングのKMRのレビュー・感想・評価

ミッシング(2024年製作の映画)
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すごく泣いた………

予告で観た時は、特に石原さとみが好きなわけではないし(石原さとみの演技をほとんど見たことがない)、興味がわかなかったので観るつもりはなかった。
でもたまたまのきっかけで観てみたらすごく良かった。。。。石原さとみの演技がすごかった…。ごめんよさとみ。

予告では子供がいなくなってそれを探すミステリーみたいな感じかなと思ったけど、
いなくなった子供を探す親側の目線、子供の叔父にあたる弟の目線、報道をする地元のテレビ局の取材スタッフの目線、それぞれの目線で描かれるドラマだった

すごく良かった……

マスコミの偏った報道、SNSでのバッシング、そういうのが日常的になって、その先の人たちのことをどれだけの人が考えてるんだろう
イタズラで翻弄されて、警察に喜んで行った時のさおりがいたたまれなかった。。。泣いた。。。

砂田さんも真面目でまっすぐで、真摯でいようとしていて、でもそういうことで損もしてて、そういう感じもキツかったなあ

虎舞竜のくだりとか、弟と車で帰るシーンで、好きなアーティストの音楽がかかるミスマッチさとか、映画的ではないけど、でもそういうことって実際はあるよねみたいに思った
虎舞竜のくだりもシリアスにするなら不要だし、車のシーンももっといい湿っぽい曲を流すのが王道だと思う
でもなんかそのミスマッチさが逆にリアルって思っちゃった

すごく良作でした。おすすめ。
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