哲学の授業風景のほか、学校内で起こる様々な出来事をありのままに映し、生徒たちの成長を見守るドキュメンタリー。これは秀逸。ぜひ見るべき。
北アイルランドの宗教的対立という社会的背景とこの国の現状を提示しながら校長を始めとする教師たちが、子どもたちに真摯に、そして労力を惜しまず向き合う姿がつぶさに映し出されていた。まさに千里の道も一歩から。子どもたちが自分の考えを持ち、進んでいく未来を大人たちが閉ざしてはいけない。学校内、地域間レベルでこういう取り組み、意識が少しずつでも芽生えてほしい、と切に願った。