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ぼくたちの哲学教室のpapandaのレビュー・感想・評価

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)
4.2
言葉って大事だな、と思った。子供が心の中で思っていることをうまく導き出して言葉にしていくことで曖昧だった気持ちも次第に整理がついて、自分が何を考えどう感じたのかがはっきりしていく。それを先生方は、あくまでもその子の見方となり愛情を持って支えながら考えを引き出していく。信頼関係がないとできないことだ。哲学の授業、子どもたちには自分で考える力がしっかりと育っていっている。でも、ベルファストという街の宗教対立等の負の歴史遺産が根強く残っているのを感じた。それを変えていくのは子どもたち。考える力を育んだ彼らがきっと街も人の心も改善していくことだろう、
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