papandaさんの映画レビュー・感想・評価

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居眠り磐音(2019年製作の映画)

3.5

実直で聡明で腕のたつ若侍、老獪で醜悪な悪人、人情に厚い長屋の住人、清く美しく凛とした女性たち、正しく時代劇を楽しみました。膨大な原作のほんの一部の映画化だから未消化な部分(国許の事件のウラだとか)もあ>>続きを読む

初恋~お父さん、チビがいなくなりました(2018年製作の映画)

3.5

子どもが独立して二人だけの老夫婦、夫が無愛想なのは照れなのか無関心なのか… 二人だから尚孤独を感じてしまう、なんかちょっと身につまされる感じがする。そして確実に忍び寄る老い。空気のような存在でも、気持>>続きを読む

チア男子!!(2019年製作の映画)

3.5

こんな自分を変えたい、少しでも殻を破って新しい自分を見つけたい! こういう青春ものってやっぱいいなあ。もう二度と戻ってこないあの頃に対する懐かしさと憧れと悔しさ。
チアが素晴らしかった。原作を読んだと
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カミング・スーン(1983年製作の映画)

3.5

いきなり「キングコング対ゴジラ」のアメリカ版予告編は感涙物。「どんなつまらない映画でも2・3分ならいいシーンがある」、そのいいシーンのてんこ盛り。ことに「サイコ」は傑作‼ ハマー・フィルムも懐かしい。>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

3.5

頑ななまでに公的保護を拒み続けて馬と歩き続ける少年は、何を目指していたのだろう? 少年故の一途さと世間知らずなこともあるだろうけど、現実の厳しさが重かったです。決してきれいな成長物語ではないけど、ラス>>続きを読む

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.8

もし僕に子どもがいて、その子が薬物中毒になってしまったら、僕はこの父親のようにとことん守ろうとするだろうか。どこかで見切りをつけるか、理由をこじつけて諦めてしまいそうな気がする。それだけ薬物の克服には>>続きを読む

芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.0

いつのどんな状況下にあっても、若さや青春は眩しいくらい輝いている。そして時に残酷なくらい。戦争シーンの本当に恐ろしいこと。戦争や時代の流れなどで人は変わっていき、世の中や人の思いも変わっていくけど、あ>>続きを読む

ピア まちをつなぐもの(2019年製作の映画)

3.5

はじめのエリート意識丸出しの嫌味なヤツが医師として人として成長していく、分かりやすい映画でした。でも、それ以上に在宅医療について少~しだけ分かった気がします。一人の患者がその人らしく命を全うできるよう>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.5

2度目の観賞です。クイーンの名前や歌のいくつかは知っていたけど、全然詳しくないのでイマイチでした。でも、ラストのコンサートは素晴らしかった。それと、フレディーの家の玄関のところに貼ってあった「金閣寺御>>続きを読む

ある少年の告白(2018年製作の映画)

4.0

両親の愛と両親への愛、それが深いだけに心に突き刺さります。ゲイは神への冒涜、罪と決めてかかるのは、宗教観なのかもしれませんが、自分のアイデンティティーを全否定されるのは辛いです。あの矯正施設の豪腕な在>>続きを読む

アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.5

大富豪の当主が「毒殺」されて、家族はみんな財産狙いの怪しげな奴ばかり。いかにもクリスティーらしい舞台設定です。クリスティー作品は最近やけにリアルで陰惨な映像化が多くて、ガッカリしていました。今回もユー>>続きを読む

多十郎殉愛記(2019年製作の映画)

3.2

一人の男を十重二十重に捕り方が取り囲む、昔の「忠次旅日記」や「浪人街」とといった時代劇を見ているみたい。そして走る走る走る… その息遣いがリアルでした。ほとんど名前も知らない役者さんたちの、重さのある>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

4.5

原作を知らないので素直に見ました。確固たる夢に向かって邁進していく若者ってかっこいいです。まっしぐらに走っていく信もいいけど、悲しみや苦しみを内に秘めた王や、何考えてるのか分からなそうで政を正しい目で>>続きを読む

メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.5

シェリー夫人の名前もスイスの夜の出来事も知っていたし、あの小説も読んだことがあるけど、メアリーのことはほとんど知らなかった。亡くなった子どもが生き返ってほしいという母の願い、「親」に拒絶された「子」の>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

3.0

すごくヒリヒリくる映画でした。「人を斬れるようになりたい」ではなく、「人を斬らずに済むようにする」ことかなと。人を斬る意味って何なんだろう…

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.5

最高でした。何よりも奥さんのために、女性のために身を粉にして邁進する姿が良かったです。

こどもしょくどう(2017年製作の映画)

4.0

育児放棄とか車上生活とか、大人の事情もいろいろあるのだろうけど、その皺寄せを真っ先に受けるのは子どもたちです。様子のおかしな子どもを見たらあれこれ躊躇ってしまうのも無理はないけど、できるだけ早くきちん>>続きを読む

美人が婚活してみたら(2018年製作の映画)

3.0

仕事も今の生活もそこそこいってるけど何となく不満で一歩抜け出したい、そんな女性。浮かれたり落ち込んだり、描写はデフォルメされてるけど、こんな感じみに覚えがあるような。もっとワキャワキャしたコメディかと>>続きを読む

君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

3.0

余命ゼロで狭い病室で静かに自分の死を待っているはずが、恋を知り、切実に生きたいと願う。よくあるストーリーだけど素直に見ました。最後の願いが生き抜くこと。生きるってやっぱり素晴らしいよな。主演のふたりが>>続きを読む

キッド(1921年製作の映画)

5.0

本当に久しぶりに見ました。わずか50分でこれだけのドラマを描ききるなんて、相当に密度が濃いです。サイレント映画なので、心の動きも全て表情や動作で表現します。映画は映像表現が一番大切だという原点を改めて>>続きを読む

まく子(2019年製作の映画)

3.5

主人公の男の子の幼さと凛々しさをあわせ持った表情が良かった。大人になっていく戸惑いと嫌悪感が、あの表情でじんわりと伝わってくる。女の子の美しさがまるで別世界のよう。周りの大人たちもダメそうでいて実はし>>続きを読む

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.5

僕も本は読むけど、あんなに深く本を愛せるなんていいなと思った。それでも似非文化人の我儘な上流婦人と余所者に冷たい村人たちのおかげで辛い結末にはなったけど、本がある限り幸福を見つけられるのだろう。心の糧>>続きを読む

家族のレシピ(2017年製作の映画)

3.0

映画に出てくるバクテーやいろんな料理が無償に食べたくなりました。刻む、煮る、炒める、茹でる、蒸す、いろんな音が食欲をそそります。
シンガポールというととてもクリーンな観光国というイメージですが、一歩入
>>続きを読む

ねことじいちゃん(2019年製作の映画)

3.5

老人と猫だらけの小さな島での様子がゆったりと描かれます。大きな事件が起こるわけではなく、すぐに退屈しそうな島ですが、何故か心地よい生活リズムです。猫が表情豊かです。

日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

雨を聴く、光を感じる。その日の天候を見て、客のために蹲の水加減をし、掛軸を選び、花を調える。時の流れで少しずつ変わっていくものが、とても大切に思えました。日本に生まれて良かった、と思える作品です。

運び屋(2018年製作の映画)

4.0

元軍人で90歳ともなると、人生怖いものなし? 麻薬組織も飄々とかわす爺さんがなんか頼もしいです。「金で時間は買えない」って、年輪を重ねた人が言うと重みがあります。仕事ばかりで家族を放ったらかしにしてい>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

とても面白かったです。性格も環境も全く違う二人が友情を深めていく過程がとてもいい。それがロードムービーの魅力の1つです。黒人差別する側が、それを差別だと全く意識していないのが、差別の根深さと怖さを感じ>>続きを読む

トラさん~僕が猫になったワケ~(2018年製作の映画)

3.5

あの着ぐるみを見たときは「コントか!」と思ったけど、意外としんみりとさせてくれる映画でした。ダメ男が可愛くてたまらない娘と妻にその想いを伝えたくても伝えられないもどかしさ。母娘の悲しさを突き抜けた明る>>続きを読む

サムライマラソン(2019年製作の映画)

2.5

原作を読んでいたので期待してたけど、ガッカリ。大名やちゃんとした藩士なのに誰も月代剃ってないし、足軽とはいえあんな掘っ立て小屋に住んでいるし、城下町があんなにみすぼらしいし、ディテールが滅茶苦茶過ぎて>>続きを読む

フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.5

あんな運命に見舞われてしまったら、自分を救うために大切な人が命を投げ出したのだと知ったら、その先どう生きていけばいいのだろうか。とってもピュアだけど悲しい話でした。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.9

もうメチャクチャ。熊谷在住者としてもおおいに笑いました。でもラストにはその郷土愛にむしろ感動すら覚えてしまった! 世界埼玉化計画、頑張れ✊‼️

あの日のオルガン(2019年製作の映画)

4.0

いつの時代も戦争の犠牲になるのは、まず一番に子どもたち。どんな形にしろ今の日本の平和を守らないといけません。最後に泣き崩れる戸田恵梨香のシーンが全てを象徴していました。

教誨師(2018年製作の映画)

4.0

あの6人がどんな凶悪な犯罪を犯したか分からないけれど、みんなすぐ近くにいるような人ばかり。各々が好き勝手にいろいろ喋るけど、それを共感したり戸惑ったりしながら静かに聞いているのが大杉漣さんだと、安心し>>続きを読む

洗骨(2018年製作の映画)

4.0

愛しい亡き人と再び会うための、心にいろいろな感情が染み入るような儀式ですね。集まる家族にもそれぞれ込み入った事情があるけれど、ほんのりとユーモアで包んでくれてよかったです。受け継がれていく生命を大切に>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.0

あまりにも生々しく、嫉妬とか権力争いとか、人の醜さがこれでもか、ってくらい。女王が滑稽で哀れ。人はどうしてあんなに権力に拘るのか、僕にはわからないです。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.5

あの行動はあまりにもあんまりだと思った。男はあんなに深く傷つきながらもやっぱり一緒に暮らしていくのだろうか。これも一つの愛の形なのだろう。共感はできないけど、なんかズシリときた。

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