アルゼンチンでも軍事独裁政権の時代があったのだな。この映画はそんな状況下でのある男子寄宿校の教師がペンギンとふれあうことで周囲の人達と心を通わせていく物語。実話なんだ。とにかくペンギンがかわいい。匂い>>続きを読む
本格的な時代劇で殺陣も迫力があって面白かった。松本幸四郎さんの長谷川平蔵は少し線が細くて白鷗丈や吉右衛門さんのようなどっしりと頼れる感は薄いけど、令和の時代にあった上司像かな。今回は父の墓参で京都へ行>>続きを読む
冒頭、スタスタと歩く年配の男性の後ろ姿、これが撮影時93歳の野村万作氏の姿と知って驚いた。これも日々の稽古の賜物だろうか。映画は万作氏の初舞台や先人たちへの思いなどを語る白黒部分があるが、やはり注目す>>続きを読む
何回も観ているが、観るたびに胸を抉られるような感じ。つらい労働に耐え真面目に地道に働いて暮らしてきたのに、どうして生まれ育った大切な場所から離れなければならないのか。家族が離れ離れにならなければならな>>続きを読む
昭和10年頃から8〜9年間くらいのある上流家庭の日常が丁寧に描かれていて興味深い。若くて美しい奥様の魅力は田舎出の女中をも虜にしてしまう。奥様の脚をマッサージするシーンのちょっと背徳めいた感じは、さす>>続きを読む
45年の間に何回観ただろうか。観るたびに唸ってしまう。酪農という決して楽ではない労働を通してふたりの人間が次第にわかりあい信頼と愛情を深めていく。酪農という労働もしっかり見据えている。「もう他人と思っ>>続きを読む
地方の農村などを回って日本の田舎や人々が直面する思いや出来事を面白おかしく描く芝居を公演する統一劇場。この映画が作られた頃は寅さんにも統一劇場の人たちがよく出演していた。でも、主人公は村の青年たち。公>>続きを読む
ブラジルにあんな軍部独裁政権の時代があったとは知らなかった。それどころか南米のいろんな国で同じような時期があり、たくさんの人が殺されたり拷問を受けたりしたことを、この映画をきっかけに知った。この映画は>>続きを読む
この復讐は完全な逆恨み。でも、若い娘が理性をすっ飛ばして思い詰めて情念に凝り固まってしまう恐ろしいまでの一途さ。若さと純粋さがとんでもない方向に噴き出てくる。大塚弁護士を破滅させるために用意周到に計算>>続きを読む
高度経済成長だの万博だので大いに賑わっていた世の中、その賑わいからこぼれ落ちたような小さな家族が酪農を始めるために列車を乗り継いで長崎から北海道へ向かう。山田監督が電車の中で見かけたある家族をもとに作>>続きを読む
ラストシーンは現実だろうか、それとも一夜限りに咲くナイトフラワーが見せたごく短い幻想だろうか。他と比べて明るく柔らかい色調なのが気になる。子どもを育てるために働いて働いて働いて、それでも追いつかない現>>続きを読む
最後、みんな幸福そうでよかった。最初に出てきた子はあの子の今の姿だったんだね。生活力は壊滅的だけど愛情いっぱいの兄が死んで、そのダメ兄ぶりが最初はリアル寅さんみたいだった。別れた妻も嫌いで別れたわけで>>続きを読む
50代の男と女の恋物語。それまでのいろんなことを過ごしてきたシワとかたるみとか、それらが一つ一つ絵になっている。大人の映画だな。若い人の一途な恋もいいけど、大人のじんわりくる恋もいい。過去の恋から臆病>>続きを読む
青春映画はいいな。キラキラしていて胸が熱くなる。昔は自分も通った道だからか、自分を重ねて共感するし反感も持つし、懐かしさと後悔とが激しく入り混じる気持ちになる。この映画はラストの2曲で弾ける感じがいい>>続きを読む
ドルビーシネマで観た。とてもクリアな映像と素晴らしい音響で迫力が凄かった。それは別として、CG以前のアナログでの特撮であのクオリティーは今観ても素晴らしい。二つの怪異現象をパラレルで描きそれが一つにな>>続きを読む
インドのアクション映画だけど爽快感なし。後味悪い。復讐の仕方も容赦なさ過ぎ。もっとスマートなアクション映画を期待してたんだけどなぁ。インドって一族揃って強盗団になるものなのか。そしたら今度はこの皆殺し>>続きを読む
何もやましいことはなくても入国審査の時は緊張してしまう。いつも無事に通っているけど。でも、あのプライバシーも人権も無視したような取り調べはアメリカの今の姿を如実に表しているのかな。僕がアメリカで体験し>>続きを読む
グタグタガタガタよく喋るなぁ。市川の心の声と世渡りの言葉。質問されて言葉をこねくり回して結局中身なんか何にもないのになんか言ったような雰囲気。板録のド正論だけどなんかムカつく言い方。赤坂が市川に向かっ>>続きを読む
この映画は倍賞千恵子さんと木村拓哉さんの演技の魅力に尽きる。倍賞さんはお洒落でちゃめっ気がありちょっと皮肉屋でどこか悲しげ。木村さんは普通に生活する市井の人をさりげなく、でも、気配りと優しさを感じさせ>>続きを読む
なんかゆる〜い雰囲気で、それが心地よかった。目立たず平凡であることがミッション? 普段とは逆視点から物を見るのってなんか新鮮。そういう視点も必要だなと思った。20年前の上野樹里さんもフレッシュ。
6年前の舞台もリメイク版の映画も観ているが、この映画を初めて劇場で観た。「ロミオとジュリエット」を1950年代のNYに移してのミュージカルだが、分断、対立、格差、憎しみ、差別意識、感情に走り暴走する若>>続きを読む
これは昭和の映画か、と一瞬思った。足を洗った元ヤクザが大切な人のために悪い奴らを相手に悪事を働く、高倉健さんが出てきそう。また、目の見えない大切な人のために一所懸命尽くして悪事に手を出してしまう、まる>>続きを読む
メキシコ映画は初めて。メキシコはチリやアルゼンチンと同じ生活圏なのを知った。定年、初老、一人暮らし、ルーティーンの厳守、他人と交わるのが嫌い、健康志向、生活を変える気はない、とりあえず今が幸福、なんと>>続きを読む
前作観たことは覚えてるんだけど内容はすっかり忘れてた。だからこの世界観に慣れるのに手間取ってしまった。やっぱりある程度の予備知識は必要だな。人間世界は全く現代風で兵器もかなりハイテク。なのに妖精界は時>>続きを読む
この作品の評判はずいぶん前から聞いていたが、今回初めて観ることができた。戦場を見せないで戦争の悲惨さを描く手法、その見せ方、すごいと思った。現在パートが白黒で過去の思い出がカラーの映像。四肢が切断され>>続きを読む
100m走を通してトガシと小宮のライバル&友情の物語かと思ったら違った。2人が濃く絡むのは序盤だけだった。でも、それが小宮の人生に大きく影響していく。10秒という時間にかける人生の物語だった。僕は彼ら>>続きを読む
4Kデジタルリマスター化された「もののけ姫」をIMAXの巨大なスクリーンとものすごい音響で観る、これは“観る”より“体験する”だった。神のおわす広くて深い森の中にいて、コダマや森の精霊たちに囲まれてい>>続きを読む
「わたし、人生に後悔はつきものなんじゃないかと思うの。ああしておけばよかったという後悔と、もうひとつは、どうしてあんな事をしてしまったんだろうという後悔と。」とは寅さんの中で岡田嘉子さんが言う台詞。僕>>続きを読む
劣等感、妬み、嫉み、僻み、憧れ、虚栄心、親への疎ましさ。大なり小なり覚えがあるなあ。他人と比べられるのがすごく嫌なくせに自分を他人と比べてひどく落ち込んだり。全日制だろうと夜間部だろうと学ぶ姿勢に変わ>>続きを読む
若く見目麗しい男子が二人、ひとりは人懐こくて仔犬のような感じ、もうひとりは我が道を行くけどほんとはツンデレ。タイのチームが日本人俳優で映画を撮るとどうなるんだろうと思って見たが、なんかいまいち振り切れ>>続きを読む
これはもう完全に佐藤二朗劇場だった。言葉、声、表情、目線、しぐさ、あらゆるものを使って相手の心に入り込み心を探り心を操る。「オセロ」のイアーゴみたい。佐藤二朗さんの普段の楽しいトークも、手を加え形を変>>続きを読む
偉業を成し遂げた人って強くスポットライトを浴びるけど、その陰にはその人を支える人がたくさんいる。アポロ11号の月面着陸のアームストロング船長は有名だけど、あとの2人は名前も知らないのと同じかな。いろん>>続きを読む
この映画、出てくる奴らにろくな者はいないけど、タクヤ、マモル、剣士の3人がいい。タクヤとマモル、タクヤと剣士の疑似兄弟が悲しくてつらいけど出会えてよかった。病気の弟の手術代を賄うためだったり、酷い家庭>>続きを読む
なんか噛み合っているようで噛み合ってなくて、なんともピントのズレたような可笑しみのある会話が面白い。「勉強で日本史が好きなのと同じで君が好き」ってどんな感覚? ジョニーの真面目だけどすっとぼけたキャラ>>続きを読む
甘利田先生、さらにパワーアップして突き抜けてる。絶好調。岩手の中学校は男子はみんな坊主頭、女子は三つ編みだった。なんと封建的な。甘利田先生の給食愛も教育信念も揺らぎがない。そしてやっぱり給食っていいよ>>続きを読む
ずいぶん久しぶりに観た。とにかく面白い! 圧倒的な3時間半だった。侍も村人もみんなキャラクターがしっかり描かれていて、ストーリーも無駄がないし、緊張とユーモアのバランスも絶妙。今回は映像もとてもきれい>>続きを読む