オクラ

ぼくたちの哲学教室のオクラのレビュー・感想・評価

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)
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見ていて思ったことをつらつら書いたのでまとまりがない自分用のメモです。

私は今まで、倫理学や哲学に苦手意識をもっていた。直接学んだのは大学の倫理学の講義だけで、それが抽象的で分かりにくい先人の哲学者の思考を頭の中にひたすら流し込む作業でしかなかったからだ。

しかし、この映画の「哲学」は違った。教師は哲学的教義を教え込むのではなく、ただ子どもに問い続ける。子どもが自分の中で哲学を作っていくのである。もちろん、子どもの意見を最終的に哲学者のものと照らし合わせて「すごい」と子どもの意見を価値づけることはある。しかし、哲学者の意見と子どもの意見が異なっていた時も「よく反証できたね」と肯定するのである。
ケヴィン校長は、誰かから何か言われた時はまず「問いなさい」と言った。鵜呑みにするのではなく、考え、問い、自分の中で再評価するのだ。
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