サトシ

ネクスト・ゴール・ウィンズのサトシのレビュー・感想・評価

4.1
監督・脚本・製作 タイカ・ワイティティ、コメディスポーツ映画。

2001年、サッカーワールドカップ予選史上最悪の0-31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチームに、次の予選が迫っていた。破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲンが就任し、立て直しを図るが、果たして奇跡の1勝は挙げられるのか・・・。

【キャスト】
トーマス・ロンゲン:マイケル・ファスベンダー
タビタ:オスカー・ナイトリー
ジャイヤ:カイマナ
エース:デビッド・フェイン
ルース:レイチェル・ハウス
ダル:ビューラ・コアレ
アレックス・マグヌッセン
ゲイル:エリザベス・モス
ニッキー・サラプ:ウリ・ラトゥケフ
ジョナ:クリス・アロシオ
ランボー:セム・フィリポ
スマイリー:イオアネ・グッドヒュー
ピサ:リーヒ・ファレパパランギ
サムソン:ヒオ・ペレササ

実話がもとになっていながら最初から最後まで笑え、そして泣けるエンターテイメント映画です。
とにかくタビタ会長を演じたオスカー・ナイトリーがツボで面白過ぎです。負けたから顔にオッパイの絵を描かれると賭けに負け、油性ペンで描かれたら消えないと言って、翌日本当にそのままの顔で登場してしまいます。オッパイの数はイレブンで奥さんから誰のオッパイなのと怒られますから堪らないですね。サッカー協会の財政の為に、色々な仕事を掛け持ちして駆け回り、カメラマンにも扮していてバイタリティが溢れています。
ジャイヤ役のカイマナは奇跡の配役といっても過言ではなく、特別な存在感でした。タイカ・ワイティティ監督はよく見つけてきましたよね。
主演のマイケル・ファスベンダーは髭面で登場して最初気が付かなかった程、トーマス・ロンゲンを演じ切っていました。最初の会議室のシーンでOHPが登場して懐かしかったです。娘との思い出には意表をつかれ目が潤んでしまいました。最後も奥さんにそっぽをむかれ可哀想でした。
司祭役にも扮したタイカ・ワイティティ監督は最後までほのぼの笑わして頂きました。
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