例えるならフリージャズ、その醍醐味が分かり辛いかも
昭和63年のバブリーな頃の銀座にて、池松壮亮演じる博と南のジャズ・ピアニストの物語。
登場人物は昭和感たっぷりで、タバコをくゆらせながら吐き出す台詞は古臭くもあり、滑稽でもあり。
銀座のクラブに集まる人たち。特に裏社会で生きる人を巡って繰り広げられる、ミニ・コントのようなやり取りをサポートするかのようなピアノのメロディ。
原作はジャズ・ピアニスト南博さんの著作。それを冨永昌敬監督がまるでフリージャズにでもアレンジしたような作品。
初見じゃ良さは伝わり辛いかもだが、所々に良さがあったように思える。