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きっと、それは愛じゃないのskmoviesのネタバレレビュー・内容・結末

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

婚活映画なんだけど
シングルもカップルも
カップルの出会い方も関係性も
ぜーんぶ肯定してくれるのでハッピー☺️

すっきりと前向きな気持ちになれた✨
選択肢がある=希望がある、ということ。
どれを選んでも正解不正解はなく
自分がどうしたいかで選ぶのが一番だなと
当たり前のことを実感させてもらえた。

心に残るセリフが多かったのも良かった。

"47番地と49番地は別の大陸だ"
イギリスの隣家に生まれた幼馴染でも
国籍が違うことで
毎週のように出身地を聞かれる、
世界でテロが起きるたびに
申し訳なさを感じる、というカズの苦悩。

"僕は普通でいたくない。
君も普通を望んでいないはずだ"
ゾーイの気持ちに気づいて
(これまでも気づいていただろうけど
ゾーイの作品の試写で確信を持って)
自ら身を引くジェームスのセリフ。
自分より相手の方が
自分の気持ちを理解できてしまう残酷さ。

"あなたにもあなたの村を見つけてほしい"
人は1人では生きていけないけど、
結婚の形を取らずとも
誰かと寄り添って生きる方法はあるはず。
孤独を感じずに生きることは難しいけど
結婚したら、親になったら
孤独を感じないかというとそれもまた違う。
エマ・トンプソン、
『ラスト・クリスマス』も違った意味で
強烈母だったけど今回も強烈な母だった。
でも前回同様根底に愛を感じるので好き。

もう一回見たいので配信待ち。

シンデレラがシンデレラの話をするのは
面白かったな🤭
現実じみたおとぎ話もっと聞きたい。

友達と当日ふらっと見た映画だったのに
答えをもらえて嬉しかった。
これからも映画と
こんな出会い方をしたいな。
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