ダーク魔カスコス

バッド・デイ・ドライブのダーク魔カスコスのレビュー・感想・評価

バッド・デイ・ドライブ(2023年製作の映画)
3.3
バッド・デイ・ドライブ
〜家族3人でスピード!〜

⚠️コメント欄はネタバレです⚠️


「席を立つと爆発する」

娘と息子を車に乗せて学校へ送るマットのもとに、とんでもない電話がかかってきた。見せしめにぶち殺された奴がいるので、どうやらマジらしい。果たして犯人は誰なのか、目的は何なのか。我が子を救うための最悪のドライブが始まる!

家族版のスピードというには、疾走感はあまりありませんが、シチュエーションはそっくりです。ドB級映画としてそこそこ楽しめました😃


🎬アクションはないよ
リーアム・ニーソンは70歳超え。完全にお爺ちゃんです。それでもまだアクションを頑張ってますが、今回は封印。ひたすらワンシチュエーションスリラーに徹しています。

オマケ程度のカーチェイスはありますが、そこに期待してはダメかな。かなり普通です。

でも、こういう小品でいいんで、リーアム・ニーソンにはドンドン量産してもらいたいですね。


🎬ここ最近の作品では、、
メモリー、マークスマン、アイスロード、ファイナルプラン、スノーロワイヤルなどの、最近のリーアム作品と比べると下の方かな。

やっぱり肉体を駆使したアクションが全くないのがでかいですね。車の中からほぼ動かない(動いたら死ぬ)ので、退屈というのもあります。

やっぱりリーアムにはバンバン行動して問題を解決してほしいよね。大それたアクションは無くてもいいからね。


🎬息子と娘は学校へ、、
おい爺ちゃん。いったい何歳の時にしこんだ子供だよ!?🤣

主人公マットは家族とあんまりうまくいってません。だから子供2人は反抗的で、可愛くありません。むしろイラつきます😅

マット自身のキャラも大して面白味がなく、激突の主人公やスピードの主人公と比べると見劣りします。

家族とうまくいってないエピソードをもっとうまく料理して、もう少し応援したくなるような人間味をプラスしてほしかったですね。


🎬犯人との駆け引き
スピードでは、ケガ人が出たり、高速道路がアレしてたりと、主人公だけでなく犯人にとってもトラブルの連続で楽しませてくれました。

一方本作はほぼ犯人の思惑通りで、犯人のいいなりです。駆け引きの面白さや、工夫して犯人を出し抜こうとする面白さがあまりありません。

せっかく家族が乗ってて共闘できるというのに、家族との協力もほぼありません。「とーちゃん実はすげー奴なのね!」って子供達が嬉ションする場面を入れてよ!リーアムの意味ないじゃんか!

ワンシチュエーションものとしてはかなり残念です。


いろいろ不満を書きましたが、全編まあまあ楽しいし、リーアム・ニーソンの魅力で魅せ切ることはできてるし、ラストはけっこう楽しいので、彼のファンなら見て損はないですね。

モーテルとかプレデターズとか、絶賛には程遠いものの、ニムロッド監督、そこそこ好きですよ😊


⚠️コメント欄はネタバレです⚠️