跡目争いを餌に家臣達を焚き付ける織田信長。謀反を起こす者、虎視眈々と周囲を利用する者、一発逆転の賭けに出る者、それぞれが“本能寺の変”に向けて動き出すー。
思った以上にストーリーラインは史実に忠実。尾張言葉で絶えず怒号を飛ばしまくる織田信長を演じた加瀬亮さん、実に嫌な役に仕上がってました👏
個人的に一番好きだったのは、家康に取り入る場面の後で羽柴秀吉(ビートたけしさん)、羽柴秀長(大森南朋さん)、黒田官兵衛(浅野忠信さん)が言い争うシーン。アドリブだと思うけど浅野忠信さんが下向いてずっと笑っちゃってたのが良かったな😂
農民上がりである秀吉(そして茂助)は持ち合わせない、様々な媒体で美化されてきた“武士道”“サムライ精神”。監督がこれを皮肉混じりに「そんな綺麗なもんじゃねぇだろ」とリアルな視点で描いた作品だったと思います。
かなり攻めている上に概ね楽しめたものの、VFXの粗が目立つ部分、単純に笑いのツボが合わない部分は正直ありました。
🦀