このレビューはネタバレを含みます
あまりにも残虐非道すぎて途中から笑えてきてしまうのはアウトレイジと同じだ
加瀬亮演じる信長が男らしい武将でもなく、かといってサイコパスでもない、実に俗物で新鮮だった
後世で神格化、キャラクター化しているだけで当時の人も今と同じように人間臭く、浅ましく、狡猾だ
現代も離れて見たら笑えてくるかもしれない。信長の言うようにこの世は座興に過ぎないのだから
ただこの世は座興に過ぎないとしても茂吉が最後まで殺した親友のことを忘れられないのもまた事実だ
信長の最期、少し嬉しそうに見えたのは気のせいではないのだろう
