そんなに歴史に興味無くても面白くみれた。
それぞれの役者さんの普段からの演技に近そうな人も多くて、いい意味で力のぬけた戦国物。
たけし氏らしいエグさや笑いはしっかりあり、歴史上の人物はまさかこんな感じだったのかよと新鮮さもある。
主要な人達は皆いいが、
序盤からずっと暴君でいた信長役の加瀬亮は特にワクワクした。方言なんでほとんど何言ってるかわからんが、いい言葉なんて一つもないから最高だ。
役で笑ってんのかそのまんまなのか曖昧な羽柴兄弟の緩さも良い。
沢山役者さん出ているのでちょっとしか出なくてもしっかり存在感だしてて笑えたり、楽しみながら撮ったんだろうなって雰囲気は伝わってくる。
しかし残酷な時代だ、人の命なんてこんなにも軽いのかと。
どいつもこいつも私欲の為に生きる、そして簡単に死んでいく。
首になんてなんも価値なんかねーよと切り捨てる。
馬鹿らしい締め方も監督らしさが溢れてて好き。
