首のMonsieurおむすびのレビュー・感想・評価

浅草フランス座からお笑い界はおろか世界のキタノに成り上がった平民 北野武ならではの、戦国武将や侍の再構築と「本能寺の変」の珍解釈。

大島渚「御法度」からインスピレーションを受けたのだろうか、衆道描写には驚いたが、当の秀吉は百姓あがりでその辺はちんぷんかんぷんといった様子に北野武のLGBT観が見えた気がする。

ユーモアというよりコントへの振れ幅が大きく意外性があり、それなりには面白かったが、本当に観たかったのはコレではない感は拭えなかった。