だいぶ面白い。
大河ドラマのアンチテーゼとしても成功している。登場人物の目線で視聴者が感情移入する脚本に対し、現代人が当時の武将から忍び・足軽に至るまでのぶっ飛んだ価値観を俯瞰して捉えられる。
また全員が下心を抱いているから、コメディ要素の中でも集中力を欠かせない。
羽柴秀長は特に新しさを感じたし、利休も当時の茶の湯なんてあの手の胡散臭さはあるよねという納得感のあるキャラしてた。
清水宗治の切腹の儀式で、百姓上りの羽柴兄弟がセカセカしてるところとか、上手いなーと思った。
いちいち首は軽々しく容赦なく落とされるが。ラストまで「首」に拘るのか拘りないのか、映像もだが各人の言ってることもカオスで面白かった。首を掛けて生きてるやつらのカオスは必然だなーと。
