うさどん

こいびとのみつけかたのうさどんのレビュー・感想・評価

こいびとのみつけかた(2023年製作の映画)
3.1
好きな娘と友達になりたい望みが叶った瞬間に、「夢」から「守り切らなければならない現実」に変化、妄想も含め、心の中で気持ちがどんどん膨らんで奇異な行動もエスカレートしていく。
やがて訪れた悲しい事実を受け入れられない反面、受け入れざるを得ないこととの葛藤が改めて奇異な行動に走らせてしまう。
この独りよがりな無限ループを、優しく包み込む周囲の人々が、かろうじて映画そのものを奇異に感じることを避けさせてくれている。
消化不良にもなりそうでならなかった不思議な作品。