Nyayoi

パトリシア・ハイスミスに恋してのNyayoiのレビュー・感想・評価

3.6
こういうドキュメンタリーを時々観たくなる。

『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』はじめ、小説はみな映画化されているという作家、パトリシア・ハイスミス。秘密の日記やノート、貴重な本人映像やインタビュー音声、元恋人たちや家族によるインタビュー映像。この時代に同性愛を綴った自伝的小説『キャロル』、さらに実名での作品を創り上げようとしていた。
「小説を書くのは生きられない人生の代わり」こういう方ってその才能ゆえに謎に満ちた自分だけの世界があるのだろう。革新的なことを発信した貴重な女性。その作品をまたじっくりと味わいたい。
孔雀が羽を広げるシーン、それを美しい、と感動するシーンが印象に残った。
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