ダイナソー

キリエのうたのダイナソーのレビュー・感想・評価

キリエのうた(2023年製作の映画)
3.5
宮城県石巻市でも撮影したということで、イオンシネマ石巻の舞台挨拶付試写会へ。岩井俊二監督、おかえりなさい。アイナ・ジ・エンドさん、はじめまして。

監督が開口一番「今日は育英の決勝があるのにね、来てくださってありがとうございます。」と笑いを誘ってた。確かに。実はみんな試合気になってたよね。3時間作品だったからさ、上映終わる頃には育英の試合始まってたもんね。

アイナ・ジ・エンドさん、舞台挨拶ラストに歌ってくださった。やはり生歌はすごかった。石巻だからかな、海みたいなブルーのワンピースに漁師が使うイメージの網のようなベストを重ねていた。きれい。


上映後にネタバレ厳守の用紙を配られました。なので色々触れられないことがあるのですが。

感想は、今作も岩井俊二ワールドだあ〜、です。ブレない。紛れもなく岩井俊二さんが造ったんだ、という印象。歌、広く撮る風景、女の子と女の子、とかね。


すずめの戸締まりあたりから、この手の張り紙をよく目にするようになったのですが、スクリーン入口に「震災や水害の描写があります」と。こういうことしてるのって宮城だけなのかな?東京の映画館にも作品によっては掲示してる?

そういうことで、ちょっと心臓が早く脈打つシーンもあったけど。これは十年以上経っても克服されないのかな。ちょっとわからなくなる。作品に対して感情を動かされた涙なのか?と。こわいことを思い出しただけの涙なのか。

監督の意図とちょっと違うかもしれないけど、泣いたので、これから見る方は気をつけてね。ちょっと心が疲れちゃうかもだから。


そして、キャストがねえ。これから見る方、ちゃんと観てね。油断しないでね。ところどころ。いたるところ。

ネタバレ踏まないようにしたらふわふわしたことしか書けなかったけど、観て、感じてください。そういう映画。
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