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キリエのうたのkohei1813のレビュー・感想・評価

キリエのうた(2023年製作の映画)
4.5
岩井俊二作品と言う事で見てみた、岩井俊二に間違いなし、非常に素晴らしかった、最近駄作ばかりだった広瀬すずだったが本作は素晴らしかった、前半部分はほとんど主演だったが、後半部分で消えてしまったが、結婚詐欺だって相手が広瀬すずだったら男はあっさり騙されておけよと言いたい。後半部分はキリエことキリエの妹の話だが、彼女のあのヒステリックな歌が本当に良いのか悪いのか分からないが、彼女の数奇な運命が綴られていく。結局これが岩井俊二の東北大震災に対するクリエーションなんだな、やはりクリエーターにとっては東北大震災からは逃げられないようである、それと人間味のない行政に対する批判も感じられた。3時間に及ぶ長い映画だったが緊張感があって全く時間は感じられなかった。
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