このレビューはネタバレを含みます
レイトショーで視聴。公開から少し経っていたが、割と入っていた。
とにかくアイナジエンドがすごい映画だった。彼女のために作られた映画と言っても過言ではない。そんくらい存在感があった。
この映画は様々な登場人物が出てくるが、軸となるのはキリエ(路花)と真緒里だろう。この2人を中心として展開される物語は時系列の配置によって進展していく。
私が思うにこの映画の核心は自己犠牲と憐みではないだろうか。主人公は姉キリエの自己犠牲によって救われる。そして真緒里のために主人公は自己犠牲をしようとする。すべては愛する家族、友のために。
それと同時にこの映画の登場人物たちは罪を背負っている。夏彦は姉キリエと子供を守れなかった罪、真緒里は人を騙して暮らしていた罪。だからこそ、キリエは憐みの歌を歌い続けるのではないだろうか。キリエという名前の通りに(主よという意)。
小説を読んでから詳しいことを考察していきたい。