なんてことない日々の中で、小さな喜びを積み重ねて生きてる。そんな中でふと他の世界と接した時に孤独や悲しみを感じたり、眠れない夜もあったりしながら、それでも明日には自分の世界がまた始まる。
英語が理解できてたり、実家は結構な上流だったり、それなりの身分だったことを視聴者に匂わせなが、本人はひたすら公衆トイレを清掃続ける。日々の出来事を通じて、ちらっちらっと木漏れ日のように平山の光と影が見え隠れする。洋画のような、邦画のような、他では味わえない唯一無二の作品です。
個人的に好きなのは、川辺でハイボール飲んでるシーンです。変わらないなんておかしいってセリフがグサっと刺さり、その後の影踏みのシーンは何がどうとか理屈では理解できず、とにかく良いシーンだった。自分でも理解できない感情にムンクの叫びみたいなかっこしながら目には涙を浮かべてました。笑
ここ最近見た中では一番良かったです。2023の個人的ベストです!