他人の生活と隣接する、自分の世界の幸福の時間(サイクル)を守ること、一方で外的要因による変化を享受する柔軟さに、老いがもたらす寛容さを感じた。
「人と自分の距離」というのは今回私の中に引っかかった要素。適切な距離を見つけること。
最後のロングカットは圧巻。泣いてるのか笑っているのか判断できない複雑さが魅せる、ベンダースの人生観。涙が出た。
木漏れ日の夢。
若干のプロモーション味を感じてしまい、初めはウッとなってしまったが、鑑賞後には(うまく言葉にできないが仕事納めの開放感も相まって)、充足感に満ち満ちていた。よく散歩する場所が映っていて、また歩きたくなった。