チェンコ

PERFECT DAYSのチェンコのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.3
2024年、1本目。
最後、車内での平山の顔のワンショット。
エモすぎ。
エンドロールの間、ずっとあのシーンのこと考えてた。

前半はとにかく「足るを知る」といった演出。
「豊かさ」を思い知らされる内容。
そして、その演出を増幅させるのが音楽の使い方。
温もりや優しさ。音楽の持つ平和的な一面を強く感じさせる。

対して、後半は音楽も少なめ。
とても人間的ではあるけど、寂しさの部分が描かれているように思う。

そして、最後のシーン。
個人的には「生きることの尊さ」「日常への感謝」そういった意味を持つモノだと思う。
でも、これはどうなんだろう。
全く正解ではないようにも思うし、見た人の感性によって全然みかたがかわるんじゃないか。

とりあえずこれは年始早々、Blu-ray買う候補入り。
「映画って言えば派手なアクションで、大爆発っしょ!」みたいな人にはウケないだろうけど、淡々とした演出が好きな人にはオススメしたい1本。
映画本来の良さに加えて、年始1本目で当たり引いてめちゃくちゃ気分が良い。
チェンコ

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