PERFECT DAYSのTomyのネタバレレビュー・内容・結末

　前半は「外国人が想像する・理想とする日本人像」が強いように感じ、微妙に思った。

　しかし後半になるに従って、平山の生活や日々も「彼が望んで築いた生活」としての説得力を持ってきた。

　そしてラストシーン。この映画がここまで築いた物語と、その背景に平山の人生を想像させた上で、この場面である。脚本も音楽も役所広司も素晴らしい数分間だった。

　映画が終わって数日、よく劇中に使用された音楽を聴いている。自分の生活や日々も豊かになったように思う。