うーん。影？ 夢？の映像の魅力の無さ、途中からの登場人物のうそっぽさ、会話の残念さが気になった。（10分後に集合な。早。だけは笑っちゃった）
清潔な公衆トイレという概念が海外にないので、その文脈で作られた映画。禅というには酒とかわいい女性が好きで、物にあふれている。食生活が貧しすぎて、憧れの対象にならない。この意味ではちゃんと日本の貧困が描かれている。若い者へのまなざしが温かいのは良いのだが、「今度は今度」と説明しないところや、平山というキャラクターを通して描く沈黙は金という感覚がどうも古い気がしてしまった。
