ヴェンダースだし、役所広司だし、
そりゃあ絵も色も芝居も素晴らしい。
良作であることは間違いないんだけど、
この映画が批判される意味はとてもわかるなあと思った。
「特権性」に関する踏み絵のような作品。いろんな人と話してみたい映画ではある。
日本のトイレの美しさは海外から見たら不思議な美徳に見えるんだけど、
日本に暮らしている者としては、その「美徳」に縛られている苦しさも感じるわけで...
ドイツのおじさんが世界のおじさん向けに作った映画ではある。
トイレ会社の出資もあるし、、、
美化というかウォッシュ的だった。
こんなふうに生きたいとは自分は思わなかった。
でも、この映画を好きな人も、批判する人も、
自分は好きです。
いちばん嫌なのはこの映画を眼中にも入れない人たちかな。