朝に近所の箒の音で起きて、決められたルーティンをこなす平山。妻子がおらず無口で孤独な生活を送っているが、真面目に仕事に取り組み、地下街やスナックに飲みに行ったり、顔も知らない人と○×ゲームをしたり、写真屋や本屋の店員と一言交わしたり、ホームレスの演舞を見て微笑んだり、世間とのわずかな繋がりを楽しんでいる。
そんな平山の変わらない生活に姪が現れて、改めて世間との距離を感じて不安になる平山。妹との関係や父親の世話を妹に任せているのを見るに、過去に何かがあって、世間から距離をおいたのだろう。歌の上手すぎるスナックのママの石川さゆりの言う通りに、何も変わらなければいいのに。
飲み屋の旦那の「おかえり」がいいですね。
