自分の人生を生きている人だと感じた。
日々人と関わりながら、自分の習慣、こだわりとともに生きている人という印象。
他者との距離感も個人的には心地よかった。
作品の描き方としても基本的に主人公からみえる範囲を超えないし、主人公含め登場人物の背景や過去、もっというとそれ以外の人々については問題としていないように思えた。
登場人物同士の関わりをみていても、人と関わる瞬間瞬間でその人と向き合ってお互いいい時間になるように接することができれば十分だと思った。
そのためにその人のことをより深く知ろうとすることは沢山あるのだろうけど、必ずしも必要ではないのかもしれないし、やみくもに知ろうとする必要はないと感じた。
社会を知ることは大事だけれど、自分以外の個人への興味なんてその程度で十分で、人との関わりを日々楽しみながら、自分のこだわりに没頭する時間を過ごせたらそれだけで豊かなんだろうと思った。
こんな感じで自分自身への向き合い方と他者との距離感を考えながら観ることができて、良い時間でした。