今は今。今度は今度。
それはすなわち、今この瞬間。
平山の過去に何があったのかは分からないが、きっと何かがあって今日も丁寧なその瞬間を過ごしているのだろう。
20代も半ばに差し掛かり、人生とか、幸せとか、自分の大事なことの物差しだったりとかをふとしたときに考えることがある。
そういう生きるうえですごく大切なことって結局生きてみないと分からないんだろうなってちょっと楽になった。
トイレをものすごく綺麗にしても、恐らく東京の忙しない日々を過ごしているほとんどの人は気にも留めない。
でも、大切なのはそこではない。平山は人の為にやってるんじゃなくて、自分の為にやっていると思うから。
一日が終わった時に今日も良かったなって思える為に。
ニコと木漏れ日の写真を撮っていた時、隣の弁当を食べているOLがいつもとは違う眼差しで平山を見ていたとこなんかもすごい良かったな。（ピンボケしてるから表情は分かんないけど、目を逸らさずに平山を見てた。）
そんでもって映画を見た後は「perfect days」公式サイトの「映画にならなかった平山の353日」を見て欲しい。もちろん僕も353日分、全てを見たわけじゃないけど、平山の1日を文字と音で見るのとではまた感じ方が違う。
ほぼ毎日同じ12日間の様に見えるかもしれないけど、平山にとっては毎日が新しくて、全く違う日に見えてるんだろうね。
そういう感覚で毎日を過ごしていきたいし、自分の人生に意味を見出していきたいな。
とりあえず玄関を出たら空を見て微笑むことからはじめてみようと思う。
