あ

PERFECT DAYSのあのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
3.4
おい、ヴェンダース!テレビ画面に相撲中継→野球中継の順に映して八百長の話を出すのはやりにいってるだろ笑!誰だ入れ知恵したの笑

あと当たり前のように野生の田中泯が出現するのは面白かったです

それ以外本当に「毎日がエブリデイ」といった感じで、特になんとも...

引き伸ばしたBOSSのCMといった感じで、ドイツ人にしか撮れない日本というものは一切感じず、意味ありげなワードを連呼しながらのチャリ並走や、影踏みといった要素の臭さに関しては、邦画のエグ味そのものでした。それっぽい風景にそれっぽい曲を流す、安っぽさの極地です。悲しいかな、戦後のギラギラとした下町を生きたたけしみたいな監督ならまだしも、ドイツのいいとこのボンボン×安っぽさの産みの親こと広告屋さん×安っぽいJapanで育った我々Z世代が安易に下町及びレトロな空間に足を突っ込んだところで...ということでしょうかね...

この映画からヴェンダースという名前を取ったらどういう評価がつけられるかが気になります。同じドイツ語圏の監督が東京を映した映画ならば「書かれた顔」の方に圧倒的に軍配が上がると思われます。

あと、デザイナーによる安っぽいデザインのトイレをPRしているつもりなのか知りませんが、壁に埋められた丸太にゴミが突っ込まれていたり、例のスケスケトイレのアンチバリアフリー加減には、皮肉にもネガキャンにしかなってないと思ってしまいました。

そんなことよりも「デ・ジャ・ヴュ」のデジタルリマスター化の速報のほうが気になるぜ...!

は?ていうか「季節のはざまで」までリマスターされとるやんけ...!?
あ