ぼくは、すこし、黙ろうかと思います
、、、
でも、これ両手をあげて礼賛はできないっす。
こんなふうに生きていけたならって話、なのか?いらんコピーだ。
ひらやまさんみたいにね、まだ寡黙ってらんないんですよ!
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先人の、先輩の映画って感じだったな。
自分にはまだ早いと思った。
ひらやまが自作の掃除道具を持っているというのは、工夫の人、で、そういう人が昔はたくさんいたんだと思うし、今もちゃんといる。そして、やはりそういう人っていうのはアナログライクに見えるようで、本質を捉えている。
あの、繰り返しの豊かな日々が、ひらやまにとって新しい日でっていうのも、なんかなー、ピンとこないんだよな。
染みつくほどの繰り返しの日々、習慣となり、所作となる。
茶道的な考え方なんだと思う。いまでいう"整う"ということだと思います。こういうところをヴェンダースにやられた!!というかもう凄すぎだとは思う。
ひらやまはひらやまを知っている。
だから、たかしがやめたりして、ひらやまができない日があったりすると乱れるし、疲れる。その、人間くささこそ愛しいし。ひらやまにしか見えていない世界がある、ということが描かれていて素晴らしかった。
でもね、泣いてたじゃないですか、ひらやまさん。泣いてたね。
だから、美化すんな、なんか、美化すんなよ。すんじゃねーよ。