規則正しく生活するトイレ清掃員のおはなし。
パーフェクト役所広司。この人にしか演じれない。無欲さと優しさと少しの遊び心。それだけあれば毎日新鮮。こういう人達が報われて欲しい。健康で文化的な最低限度の生活の豊かさを鮮やかに表現。
システマチックな繰り返しの連続だけど、何故か飽きずに心地よい。
ド派手な演出、どんでん返し、イケメンアイドル、説明しすぎるセリフ、そんなのなくても心を動かす作品は撮れるのだ。
金融やらコンサルやら持て囃されるのにモヤモヤしていたので、ちょうど良かった。人の役に立つというのはこういう事。お金があればいいのかい、フォロワー多ければいいのかい。謙虚さという美徳を肝に銘じたい。