最高に銭湯に入りたくなる映画
最高に酒を飲みたくなる映画
幸せとは何か。
子供であった自分は田舎には何もない。つまらないと言って東京に出てきてしまった。
母親はその時「ここには本も植物もある。自然を描くことだってできる。幸せは自分で見つけるものだよ」と諭してくれた。
さて、平山の日常とは何か。
仕事して風呂入って飯食って寝る。
一言で表すとそんな単調な毎日で、それは多くの人間も同様だと思う。
一方でその日常には変化が付き物で、成長する草花、日々見え方が変わる風景、出会い、再会、別れなどで描かれている。
平山の幸せとは何か。
それはそんな変化する日常を過ごすことであって、また銭湯の常連や飲み屋の店長と顔を合わせるなど変わらない日常を過ごすことなんだと思う。
この作品は平山を映し出すことで、幸せの例示をしてくれてる映画だと言うのが感想。
幸いにも、自分が最近幸せだなと思った瞬間は、銭湯に入ったあと、ダラダラ酒を飲みながら本を読んでいる時間だった。少しは成長できたのかな。
日々周りに感謝しながら生きていきたい。
