犬牟田

PERFECT DAYSの犬牟田のレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
4.1
昭和ヅラの下町からテッペンが見通せないほどの近未来的塔を見上げる構図はニホンだね、サブカルチャーがコンコンと湧き出るニホンだね。退廃的でありながら流動的な空間の中にひとつシンボリックな構造物があるというのがニホンの都市観。

画がとても香り高い、落ち着いて観ていた

首都圏の公共トイレを流行りの建築家、作家につくってもらおうプロジェクトの後に何が残ったのかな、画面の中には映らない地を這うような日常があるのではないかなあ、など思。

The house of the rising sun、東京の車窓との相性がよい、思わずほろり、前半の方が楽しかったのは音楽に溢れていたからだね?

無口キャラが扱いづらさから後半につれて喋るようになっていくのはニコニコ、いや、もしかしたら人との出会いで変わっていったっていうことなのか…?
ラスト、顔面長回しは演技が不自然、どう読み解けばいいのかなあ。
犬牟田

犬牟田