PERFECT DAYSのぶるーのレビュー・感想・評価

何かから降りて
自らを影と自認して生きる渋谷のトイレ清掃員平山の物語。

世の中からは見えない存在＝影なのだが、
竹箒の音で目覚め、歯を磨き、植物に霧吹きをし、カフェオレを飲んで、渋谷のトイレを清掃し、銭湯に行き、いつものお店で食事をして、寝る前に本を読んで寝る。
そんな変わらない毎日。

でも、そこには人との交わりがあり、
それにより、ゆらめく感情もある。

素敵な音楽と
美しすぎる構図で世界の素晴らしさを
教えてくれる素晴らしい映画だった。