人間一人一人が持つ「日常」が素晴らしく美しいということに気づいたこと、無口な平山がふと見せる喜怒哀楽を見て「彼には愛があるんだな…」を感じたこと、そして映画の描写の美しさに感受性がやられてしまいかなり序盤から涙がポロポロ。
ひとりぼっちの人にも捨てきれない愛があるということ。その人なりの嗜好があり、それが変わり映えのない日常をも彩っているということを感じることができた。
波乱万丈なストーリー展開があるわけでもなく、ただ平山という男の生活にフォーカスされた作品。とにかく美しくリアル。観てよかった。