松居大悟さんのラジオで高崎卓馬さんがゲスト出演されてて、その裏話が面白すぎてずっと気になっていた作品でした。
この映画は、平山の表層的な部分から核が垣間見えてきて、どんな人なのか分かっていくという、初めましての人と知り合っていく過程をそのまんま追体験するかのような映画でした。
冒頭は、毎日毎日全く同じ生活を繰り返す無口の男が描かれていきます。どう見てもつまらない人生なのに、本人は毎日上を見上げ、とっても楽しそうに生きています。
平山は毎日をきっちり繰り返すことで、自分の世界が壊れないように修復しているようでした。
だけど、どんなに平山がずっと同じにしたくても、世界がどんどん変わっていく。
ほぼセリフ無しで進むストーリーですが、顔の表情筋数ミリで饒舌に語る役所さんはやはり鬼才だと思いました。
