確実に、人生の大好きな映画の中の1本に入った。
決まったルーティンで生きるなんて退屈だと思っていたけれど、同じ時間帯や同じ場所、決まったルーティンで見るからこそ、同じ日なんてないのだということが浮き彫りになるのかもしれないと思った。
特別大きな展開はないし、セリフの無い場面も多く、淡々と進んでいく。
え？どうして？ってことも起こるんだけど納得できなかったり、解決しないままなのは"映画"としてはモヤモヤするのかもしれないけど、そんなことって現実生きていればよくある事だよなと思った。
とにかく、終始、役所広司の演技が凄かった。
ほとんど喋らないのに、表情や仕草、振る舞いで伝わってくるこの感じ。
見終わってすぐよりも、見終わって時間が経ってからの方がじわじわとくる感じがある。
何かは分からないけど、後から効いてくる感じ。
また観たい。何度も観たい。
【3/1追記】
ヴィム・ヴェンダース監督のインタビューをYouTubeで見て感動した後、もう一度鑑賞に行った。(まさかの2日後)
初めて見た時とはまた違う気づきがあった。
そして、1回目よりも終盤、グッときたな。
2回目を鑑賞しても尚思う。
何度でも観たい。
