このレビューはネタバレを含みます
PERFECT DAYSのことを考えている
とても美しい映画だった
劇中に出てくるカセットの音楽、文庫本、
そのどれもが整いすぎてて怖いぐらいだった
怖いぐらい美しく、趣味の良い生活。
メトロノームのような暮らし、
シンコペーションすることなく綴る毎日やから
この世界と違う世界が同じ空の下で
同時に起こっているのが痛いぐらいにわかるんやろな
アスペクト比も4:3で目に馴染みやすかった
姪の名前がニコなのもV/Uにちなんでなのかな
石川さゆりのスナックでのギター奏者、
あがた森魚なんですね、すげ〜
話は逸れますがトーンを使わない漫画が好きなんですよ、抑揚もなく淡々と日常を重ねていくような。
だってそれって人生じゃないですか、
人生には色もドラマもそんなにない、
ファンタジーとしてのフィクションとしての映画も
めちゃくちゃ好きだけど、こんな人生みたいな2時間の映画体験、観終わった後、自分も木漏れ日や風の暖かさ(今日は寒の戻りでめちゃくちゃに寒かったのですが)を感じて晴朗な気分でずっと過ごしたいって考えながら歩いて帰りました。
駄文をダラダラと書いている訳ですが
本当はインターネットやSNSに縋らずに孤高で丁寧、そして趣味の良い暮らしをしてゆきたい、
今度ね、
だけど今度は今度、今は今
PERFECT DAYSのことを考えている
とても美しい映画だった