日本人の気付いていない日本の良いところを、日本人の誰もが認める良い役者で表現してくれて、ありがとうヴィム・ヴェンダース！
自ら変化を望んでいなくても(少なくともそう見える)、勝手に変化は飛び込んでくるけど、それをいなしたり受け入れたりとゆらゆらと生きる姿が魅力的。
橋の上のセリフが少しクサく感じたけど、セリフではなく一つ一つの仕草や嗜好が"平山"を感じさせて、彼のこれまでの生き方を想像させる。
ヴィムヴェンダースが本作について語る映像で平山の背景について語っていたが、あくまでも"my"平山と言っていて、彼のこれまでのキャラクター設定は観客に委ねられていると思った。
perfect daysとは、つまるところ日々を慈しむということ。
