このレビューはネタバレを含みます
あの夏、一番静かな海を想起させると言うのも安っぽいが、とにかくチープなセリフを持たせず、俳優の力量を感じる作品
ただ、アオイヤマダをいつもと同じよーなサブカル派手女の役柄に使ったり、相変わらず演技の微妙な石川さゆりなど、引っかかる部分もあった。 中の見えるトイレでも必ずノックして入る平山のディテールや、アオイヤマダにキスされた後も安い邦画のように歳の差恋愛に流れたりせず、木漏れ日の日常がつづくこと、涙を流すシーンを長いカットにして観客の泣きを誘ったりせず、一瞬のエモーションに留めること。最後のドライブする平山の顔抜きのカットなど美しくて好ましかった。ブレーキングバッド、ジェシーのドライブシーンを思い出した。ホームレスと親友になったり、OLと会話したりはしない。そんなドラマではない
浮き沈みのある日常
自分で選んだperfect days
