いみ

PERFECT DAYSのいみのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
3.3
はじめは、外国の人にしたら日本の公衆トイレって興味の対象として成り立つんだなぁと思って観ていた。
(確かに私も外国の公衆トイレを清掃する人の日常を描いた映画があったら見たいかも。)
そしてヴィムヴェンダースはどんだけ日本が好きなんだと思ってたんだけど、見終わってから調べたら、The Tokyo Toiletプロジェクトという渋谷区の公衆トイレを綺麗にする計画の一環として作られた映画だってことを知った。
そう言われれば、ガラス張りのトイレなんだけど、入って鍵をかけると外から中が見えなくなるトイレができたというニュースを見た記憶はあったけど、それと関連してるとか知らなかった。

雰囲気としては『パターソン』みたいだった。
なんか起きそうで起きない。
公衆トイレの掃除を素手で始めてびっくりしたし、清掃する前からものすごく綺麗なのはTOTOが製作に関わってるからだろうか。
そこが1番ひっかかった。

無口だけど人は好きなんだろうなーって思えるシーンがたくさんあって、だからこそ実家との距離感が気になる。

正直、映画のメインビジュアルにある「こんなふうに生きていけたなら」という一文、自分にはまったくしっくりこなかったなぁ。

安藤玉恵さんが最高だった。
仕事できそう。
いみ

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