10で言うと9ですよ!
都市トイレ計画の案件が発端なんですが、監督がヴェンダースになって、主役が役所広司になって、短編のはずが長編になって、世界的な評価を得て、興行的にも大健闘した映画です。ほんとえらいことになった、、、素直に感謝です。
本編はトイレ清掃員、平山の生活が淡々と繰り替えされるだけで、白黒で夢のシーンも随所に挟まります。夢からの目覚めは毎度心地いい。
そんな平山も明らかに身内とは上手くいってない様子。平山の完璧な日常が精彩を欠く。
まあここはヴェンダースあるあるですね。平山、お前もか。
トイレがめっちゃオシャレ✨
プロジェクトにてリニューアルされたアーティスティックなトイレが出てくるので素晴らしい東京トイレ観光PRになってる。
排泄物は全然出てきません。明らかに意図的ではある。
ってかそもそも便宜上汚物はダメなんだろうな。
平山というちょっと遠い存在、憧れでも逃避でもある生活を堪能あれ。って感じでした。