かしまっち

メイ・ディセンバー ゆれる真実のかしまっちのレビュー・感想・評価

4.6
トッド・ヘインズ監督は人物達の心理的葛藤と波乱の押し引きが繰り広げられる息を飲むような心理ドラマに複雑なテーマ性を編み込み重厚な作品に仕立てあげた
実録事件を基にした作品群の永年の課題である力関係と搾取構造、そして本来それに自覚的であるべき製作者と消費者の態度に対する鋭い視線を向け、″ノンフィクション″というパッケージに付随する短絡化されがちな印象効果を巧妙に破壊してみせる

難易度:やや難
かしまっち

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