オロゴン

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命のオロゴンのレビュー・感想・評価

4.4
面白い…

誘拐された少年が母と面会して本心を自覚した後の夜イエス・キリストの像の釘を抜くとイエスが動き出す
アイデア一発でこんなに感動したのはいつぶりでしょうか…

ユダヤ教とキリスト教の間に刺さっているのがイエス・キリストだとすれば、少年が最終的にキリスト教を信仰したことは洗脳のようで意思なのかもしれません。

教皇に見える奇跡が風刺画のアニメーションというユーモア。馬車と船以外は教会や家の中で話が進む中、ぼかんと壁が壊れて軍がやってきます。

しかし、宗教・信仰って何なんでしょう。
へんてこだけど美的な文化、客観的に見れば不毛な営みに、人間個人は不条理に振り回されるばかりだと感じられます。
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