ザウルス

落下の解剖学のザウルスのネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

今年の中でもかなり期待値の高かった本作

なんか『最後の決闘裁判』方式の視点人物が変わっていく感じと聞いてたんだけどそうではなかったね

それぞれが“信じたい真実”みたいな部分が描かれてる印象
今の日本で見る意味が結構ある作品だと思うなー
序盤は本当にやってるかどうかは観客にも分からないけど、中盤の車で泣いてるシーンで「あ、本当にやってないんだな」ってわかった

法廷ものとしてもおもろくて、ぶっちゃけリアリティは多分ないと思うんだけど、自殺か他殺かを巡る検察・弁護側の弁論合戦はかなり見応えあった
検察も弁護側も裁判員もあくまで“推定するしかない”ってのが良かった
だからこそ正しく“見ようと”しないといけないわけよね

演者陣も文句なしで特に夫婦2人の喧嘩シーンは凄かったなぁ
この夫婦もどっちも悪く描いてるのも良き
ザウルス

ザウルス