落下の解剖学のbaumkuchenのレビュー・感想・評価

真実はどうでも良くて、法廷で戦う中で明かされる夫婦間のドロドロぐるぐるを描くのが主目的の映画

違う人格が一所にいればまあこういう諍いもあるよね、とか、真実なんて主観で変わるよね、とか、それでも見えることから判断してやっていくしかないよね、とか

総じて世の中そんなもんですよ、というような諦観を感じる

夫婦のどっちもフツーに嫌いだが、神経図太すぎる妻は小説家に向いてるし、なんでも他責思考で迷走する夫は小説家に向いてないなと思った