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落下の解剖学のiwのネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

全然想像してた映画と違った

証言がいかに主観に基づいたものか
今回の件はダニエルが決めた覚悟によって、結論はどっちにでも傾いたように見える
それで判断せざるを得ない司法の限界、不完全さが描かれてるのかな

最後まで見ても解釈は観客に委ねられるためスッキリしない気持ちも多少あるが、実際の裁判官や裁判員はこれ以下の情報量で全てを判断せねばならない
人が人を捌く際に、誰かの恣意的な解釈を完全に取り除くことは出来なくてそれがとても怖い


見るまではミステリーを期待してたから面食らったものの、家族の不和から生まれるドラマが面白かった

でもダニエルの視覚障害と、聴覚記憶に優れてるという設定もっと活かせなかったかな
結末は一緒でも1つそれで展開があるともっと楽しめたような気もする

あと絶対みんな言うと思うけどスヌープ役の犬、助演動物賞確定だと思います
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